
実写版『モアナと伝説の海』は、
北米での興行成績が予想を下回ったと聞いて、
何があったのか気になりますよね。
結論から言うと、
北米の初動興行収入は4300万ドルにとどまり、
ディズニーが期待していた6000万ドル台には届きませんでした。
この記事では、
実写版モアナの興行成績の実態と、
不振の理由として挙げられている3つのポイントを整理します。
この記事でわかること
- 北米初動は4300万ドルで予想を下回った
- 不振の理由として3つの要因が挙げられている
- 世界累計は9500万ドルにとどまっている
- 過去のディズニー実写リメイクとの比較
- 日本公開は7月31日で、マウイ役ドウェイン・ジョンソンが続投
実写版『モアナと伝説の海』の北米興行成績は?
実写版『モアナと伝説の海』は、
2026年7月10日に北米で公開され、
3875館で上映されました。
公開初週末(7月10日〜12日)の興行収入は、
4300万ドル(約70億円)となり、週末ランキングでは1位を獲得しています。
ただし、この数字はディズニーが当初期待していた6000万〜6500万ドルや、
ボックスオフィス・プロが予測していた4500万〜5500万ドルをも下回る結果でした。
週末1位を獲得したこと自体は成功と言えますが、
製作費・宣伝費の規模を考えると、
物足りなさを指摘する声が業界内から上がっています。
興行不振の理由は3つ
実写版モアナの興行成績が伸び悩んだ理由として、
主に以下の3つが挙げられています。
- アニメ版続編『モアナと伝説の海2』からわずか約20カ月しか経っていないこと
- シリーズのファン、若年層、女性客に客層が偏り、より広い層を取り込めなかったこと
- 同時期に公開された『トイ・ストーリー5』『ミニオンズ&モンスターズ』などファミリー向け作品との競合
特に、
続編アニメが記憶に新しいタイミングでの実写化は、
目新しさを感じにくかったことが逆風になったと見られています。
実際、
2024年11月公開の『モアナと伝説の海2』は世界累計10億ドルを超える大ヒットとなっており、
その記憶が薄れないうちに同じ物語を実写でもう一度見せる形になった点が、
観客の「新鮮さ」への期待を下げたという分析もあります。
また、
客層の偏りについては、
アニメ版・続編ともに親子連れや女性層に強く支持されてきた一方で、
男性客や10代後半以上の層を取り込みきれなかったことが、
初動の伸び悩みにつながったと指摘されています。
同時期公開作品との競合も無視できません。
2026年夏はファミリー向け大作が集中しており、
限られた「家族で映画館に行く回数」を複数の作品で奪い合う状況になっていました。
世界興行収入の実態
北米以外の海外市場での興行収入は、
推定5200万ドルにとどまりました。
北米と海外を合わせた世界累計は9500万ドルで、
当初想定されていた1億3000万ドル規模の興収予想には届いていません。
公開初週末だけでこれだけの差が出ていることから、
今後の興行の伸びにも注目が集まっています。
過去のディズニー実写リメイクと比較
実写版モアナの北米初動4300万ドルという数字は、
2025年公開の実写版『白雪姫』とほぼ同水準です。
一方で、
2016年公開のアニメ版『モアナと伝説の海』の初週末興行収入は5660万ドル、
アニメ版続編『モアナと伝説の海2』の初週末は1億3970万ドルと、
いずれも実写版の成績を大きく上回っています。
ポイント:2025年公開の実写版『リロ&スティッチ』はオープニングだけで1億4600万ドル、世界累計10億ドル以上を記録しており、同じディズニー実写リメイクでも作品によって成績に大きな差が出ています。
この差の背景には、
原作アニメの公開時期からどれだけ間が空いているかが関係していると見られています。
『リロ&スティッチ』は原作から20年以上経っての実写化だったのに対し、
モアナはアニメ続編からわずか1年半程度での実写化だったため、
作品としての「久しぶり感」を出しにくかった面があります。
製作費・宣伝費から見る回収の壁
実写版モアナの製作費は2億5000万ドル、
宣伝費は1億4500万ドルにのぼるとされています。
製作費と宣伝費を合わせると4億ドル近くにのぼるため、
世界累計9500万ドルという現時点の成績では、
コスト回収までの道のりは長いと指摘されています。
一般的に、
映画のコスト回収ラインは製作費の2倍前後とされることが多く、
その基準に照らすと実写版モアナは序盤の段階でまだ大きく届いていない状況です。
今後、公開国が広がることや配信展開によって、
どこまで数字を伸ばせるかが焦点になりそうです。
ドウェイン・ジョンソンが続投、来日情報も
実写版でもマウイ役は、
アニメ版から続投のドウェイン・ジョンソンが演じています。
ドウェイン・ジョンソンは本作でプロデューサーも務めており、
作品への思い入れの強さがうかがえます。
また、
モアナ役のキャサリン・ランガイアとともに、
2026年7月20日の「海の日」に合わせて来日し、
イベント登壇やメディア取材を行ったことも話題になりました。
来日時には、
ハワイ・ポリネシア文化へのリスペクトや、
実写版ならではの映像へのこだわりについても語っており、
ファンからは好意的な反応が多く寄せられています。
日本公開は7月31日
実写版『モアナと伝説の海』の日本公開日は2026年7月31日です。
北米での興行成績が伝えられる中での公開となるため、
日本での観客の反応にも注目が集まっています。
ドウェイン・ジョンソンの来日イベントなどを経て、
公開後の動員数がどう推移していくかが今後の焦点です。
日本では、
アニメ版・続編ともに根強い人気があるため、
北米とは異なる客層の広がりを見せるかどうかにも注目が集まっています。
今後の興行への影響
公開初週末で予想を下回ったとはいえ、
北米ランキングでは1位を獲得しています。
今後は、
2週目以降の興行収入の落ち幅や、
各国での公開後の反応が、
最終的な世界興収を左右すると見られます。
製作費・宣伝費の規模が大きいだけに、
続報が入り次第、あわせて確認しておきたいところです。
よくある質問(FAQ)
実写版モアナの北米初動興行収入はいくらでしたか?
2026年7月10日〜12日の北米公開初週末で、4300万ドル(約70億円)でした。北米ランキングでは1位を獲得しています。
興行不振の理由は何ですか?
アニメ版続編からわずか約20カ月しか経っていないこと、客層が偏っていたこと、同時期公開のファミリー向け作品との競合の3つが主な理由として挙げられています。
世界累計の興行収入はどのくらいですか?
公開初週末時点で、北米と海外を合わせた世界累計は9500万ドルです。当初想定されていた1億3000万ドル規模には届いていません。
日本公開はいつですか?
2026年7月31日です。マウイ役のドウェイン・ジョンソンは実写版でも続投しており、モアナ役のキャサリン・ランガイアとともに来日イベントも行われました。
製作費・宣伝費はいくらですか?
製作費は2億5000万ドル、宣伝費は1億4500万ドルとされています。合計で4億ドル近くにのぼり、現時点の世界累計9500万ドルではコスト回収までの道のりは長いと指摘されています。
まとめ
実写版『モアナと伝説の海』の北米初動興行収入は、
4300万ドルとディズニーの期待値6000万ドル台に届きませんでした。
不振の理由としては、
アニメ版続編との公開間隔の短さ、客層の偏り、同時期公開作品との競合が指摘されています。
過去の実写リメイク作品と比べても、
原作からの間隔の短さが今回の伸び悩みに影響したと見られており、
製作費・宣伝費の規模が大きいだけに、
今後の興行の伸びと、
7月31日から始まる日本公開後の反応にも注目していきたいところです。
出典:リアルサウンド、Forbes JAPAN、シネマトゥデイ、Variety、Deadline(2026年7月時点の情報です)