【結論】
静岡県は2026年10月1日、果樹カメムシ類の「病害虫発生予察警報」を県内全域に出しました。28年ぶりで、2026年度は全国で初めてです。家庭では、白い洗濯物の外干しに気をつけると被害を減らせます。
今年はカメムシが多い、と感じている方もいるかもしれません。
静岡県では、平年の約20倍という数字も出ています。
洗濯物に付いたら困る、窓から入ってこないか心配、
という声も聞こえてきそうです。
この記事では、静岡県の発表で分かったことと、
家庭でできる対策を整理します。
対策のうち家庭向けのものは、
民間の解説をもとにしています。
この記事でわかること
- 静岡県の警報の内容と、平年の約20倍という数字
- 警報の対象になった3種のカメムシ
- 大量発生の要因として挙げられていること
- 洗濯物につけないための4つの対策
- 警報は果樹農家向けという点
静岡県が28年ぶりに警報!果樹カメムシ類は平年の約20倍
静岡県は2026年10月1日に、果樹カメムシ類について
「病害虫発生予察警報」を発表しました。
県内全域が対象で、2026年度の警報としては全国で初めてです。
県内での発表は28年ぶりと報じられています。
警報の根拠は、県内4か所の予察灯に集まった数です。
平均の誘殺数が、平年の約20倍になっています。
ポイント:県内の予察灯での誘殺数は平年の約20倍。山間部のヒノキの実(球果)の寄生数は、平年の約6倍とされています。
県の病害虫防除所は、9月中旬以降、
西部と中部で大量に飛来する様子が確認されたとして、
最大限の警戒を呼びかけています。
見つけたときに叩かず済むよう、凍らせるタイプのスプレーを備えておく方法があります。
使うときは、製品の注意書きに従ってください。
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警報の対象は3種!ミカンや柿が狙われる10月
警報の対象は、次の3種のカメムシです。
- チャバネアオカメムシ
- ツヤアオカメムシ
- クサギカメムシ
被害を心配されているのは、かんきつと落葉果樹です。
落葉果樹には、柿やキウイフルーツが含まれます。
大量に飛来するおそれがある時期は、10月とされています。
県は農家向けに、畑でカメムシを確認した場合は
すぐに薬剤で防除するよう求めています。
周辺で飛来が見られたときも、
予防的な薬剤散布を促しているとされています。
つまり、この警報は果樹農家向けの内容が中心です。
家庭の洗濯物や窓の対策は、別に考える必要があります。
なぜ今年は多い?ヒノキの実が非常に多く、雨も少なかった
県は、大量発生の要因をいくつか挙げています。
- エサになるヒノキの実(球果)が非常に多かった
- 8月前半まで雨が少なく、増えやすい環境だった可能性がある
ヒノキの実は、カメムシの大事なエサです。
実が多い年は、エサが豊富で増えやすくなります。
ただし、原因は複数あるとみられています。
「これが決定的な原因」と言い切れる段階ではありません。
洗濯物にカメムシがつく?家庭でできる対策4つ
ここからは家庭向けの対策です。
公的機関の発表ではなく、
害虫対策メーカーなどの解説で紹介されている方法をまとめます。
効果には個人差があります。
白い洗濯物は室内干しを検討する
カメムシは白や薄い色を好む傾向があると説明されています。
白いシャツ、靴下、シーツ、肌着などは
外に干すと寄ってきやすくなります。
白い衣類だけでも室内干しにすると、付く心配が減ります。
洗濯物の干し方を変えるだけでも、違いが出ることがあります。
白いものだけ室内、色のついたものは外、と分ける方法なら、
無理なく続けやすいはずです。
取り込み前のひと手間を習慣にしておくと、毎日の負担も小さく済みます。
取り込む前に、はたいて確認する
取り込むときは、パタパタとはたいて落としてから入れます。
ついたまま取り込むと、部屋の中に持ち込んでしまいます。
ベランダで一度、ようすを見るのがおすすめです。
見つけたら、叩かず凍結スプレーを使う
カメムシは、刺激を受けると強いにおいを出します。
叩いたり潰したりしないほうが無難です。
凍らせるタイプのスプレーなら、
においを出す前に動きを止められると紹介されています。
ベランダや白い外壁の卵も見回る
カメムシは、洗濯物や白い外壁に卵を産むことがあります。
ベランダを見回って卵を見つけたら、早めに取り除きます。
ポイント:一匹見かけたら、近くに仲間が来やすくなります。集合フェロモンを出す種類があるためです。
予察灯と警報とは?数字の見方を整理
予察灯は、光に集まる虫を調べるための装置です。
集まった虫の数を数えて、発生の多さを調べます。
今回は県内4か所の平均が、平年の約20倍でした。
病害虫発生予察情報には、警報、注意報、特殊報があります。
警報は、重大な被害が出るおそれがあるときに出されるものです。
静岡県の今回の発表は、そのうちの警報にあたります。
ヒノキの実の寄生数が約6倍という数字は、
山間部で調べた結果です。
山で増えたカメムシが、秋に市街地へ移動して来るかどうかは、
これからの飛来状況しだいです。
家に入ってくるのを防ぐには?窓まわりの対策
カメムシは、寒くなる前に暖かい場所を探して家の近くに来ます。
洗濯物だけでなく、窓やベランダ周辺にも注意が必要です。
- 網戸や窓のすき間を確認し、あれば早めにふさぐ
- 窓を開けるときは、網戸にカメムシが止まっていないか見る
- ベランダの隅や外壁にいないか、ときどき見回る
完全に防ぐのは難しいので、
入られても慌てないことも大切です。
においが気になる場合は、窓を開けて換気します。
子どものいる家庭では、洗濯物を取り込む役を大人が決めておくと、
カメムシをうっかり触る心配が減ります。
家のにおい対策:ついてしまったときの注意点
においを消す方法は、情報源によって内容が異なります。
熱を当てる方法も紹介されていますが、
効果の裏づけは確認できませんでした。
洗濯物に付いてしまったときは、まずその場で慌てて叩かないことです。
衣類を傷めたくない場合は、
洗濯表示を確認してから洗うのが無難です。
小さなお子さんがいる家庭では、
殺虫剤を使う場所や量にも気をつけたいところです。
製品の注意書きに従ってください。
現時点で確認できていないこと
今回の調べで、はっきり確認できなかった点があります。
- 静岡県以外で、同様の警報が出ているかどうか
- 10月の飛来がいつ落ち着くのか
- 家庭での被害件数や、市街地での被害の程度
静岡県以外にお住まいの方は、
お住まいの都道府県の病害虫防除所が出す情報を見ると、
地元の状況が分かります。
見通しについては、予想ではなく発表を待つのが確実です。
カメムシに関するQ&A
静岡県の警報はいつ出ましたか?
2026年10月1日に、県内全域に「病害虫発生予察警報」が発表されました。県内での発表は28年ぶりとされています。
警報の対象は何ですか?
チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシの3種です。対象の作物は、かんきつと落葉果樹(柿・キウイフルーツなど)です。
家庭では何をすればいいですか?
白い洗濯物は室内干しにする、取り込む前にはたく、見つけても叩かないなどの方法が紹介されています。
まとめ
静岡県は10月1日、カメムシ類の警報を28年ぶりに出しました。
平年の約20倍という数字が根拠です。
警報は果樹農家向けの内容が中心です。
家庭では、白い洗濯物の室内干しと、
取り込む前に確認することが基本になります。
お住まいの地域の最新情報は、
自治体や県の発表で確認してください。
出典:静岡県 病害虫防除所の発表、SBS静岡放送・朝日新聞・NHKの報道(2026年10月時点の情報です)。家庭向け対策は害虫対策メーカー等の解説を参考にしています